日中の気温は高いものの、しっかりと秋の空になりましたね。

先日、空中での飛翔を終えたアゲハ蝶が、ゆっくりと舞い降りて、地上の小石の上に止まるのを見ました。あたかも「夏も終わりですね」と全身で語っているかのようでした。

日本には、まだ四季があります。
夏が終われば、秋が来ます。
その兆候は植物がいち早くキャッチしていて、今年もコスモスが開花しました。私の家の周りの水田では、早生稲（わせいね）の収穫が終わり、早くも新米となっております。

こういった植物たちの、環境への順応力の高さに驚きます。
酷暑にもかかわらず、自分たちの生の順番をきちんと守っています。
「播種（はしゅ）→開花→結実」という流れが乱された様子はありません。
一方、私たち人間は、ついに「エアコンなし」で生きることが難しくなってしまいましたね。

それはさておき、季節の変わり目というものは、何かと心が躍ります。新しい季節を迎えるということが、「新しいエネルギーを迎え入れる」ということでもあるからでしょう。季節のエネルギーは常にポジティブです。自然という多種多様な生命に向けて、ダイナミックに変化を与える力ですから。

私たち人間も、そのエネルギーの波に乗っていきましょう。
難しいことは何もありません。
ただ、ただ、季節の移ろいを受け入れるだけでいいのです。
なんとも簡単ではありませんか！

「受け入れる」という心の状態が、新たなエネルギーを呼び込みます。その意味では、季節の変わり目の今はチャンスです。日本に居住していれば、今のところ少なくとも4回のエネルギー・チャンスは自然にやってきます。かなり「お得」です。

日本の伝統行事は、この季節の変わり目のエネルギーを利用しようという意図のもとに始まったものが多いのではないかと不肖・磨墨ライカは感じています（中国から伝来したものとは別系統で）。

みなさまも、今、日本列島を取り巻く新しいエネルギーを取り入れて、日々を新鮮な気持ちでお過ごしくださるといいなと思います。
また、そのお手伝いをさせていただくことは、いち占い師として本望です。

磨墨ライカ 拝