情報の真偽を考える

2025.06.26

磨墨ライカ先生

磨墨ライカ先生

今回の写真は、秩父神社の「三猿」です。

三猿といえば、日光東照宮(栃木県)の「見ざる・聞かざる・言わざる」が有名ですが、埼玉県にある秩父神社の三猿も、知る人ぞ知る三猿だそうです。

秩父神社の三猿は、日光東照宮の三猿とは正反対で、「よく見て・よく聞いて・しっかり話そう!」というコンセプトでつくられています。日光の三猿が「静」なら、秩父神社の三猿は「動」と言えるでしょう。そのためか、秩父神社の三猿は【お元気三猿】と呼ばれています。

【お元気三猿】(おげんきさんざる)!
彼らの名前を声に出して呼んでみると、なんだか楽しい気分になります。あなたも、ちょっと声に出して言ってみませんか?

インターネットの普及により、過去のどの時代よりも情報量の多い昨今ですので、自分の目でしっかり見て(読んで)、あるいは聞いて、その真偽を判断する力の重要性は増す一方です。

例えば今、日本経済にまで影響を及ぼしている「2025年7月5日についての予言」などは、まさに【お元気三猿】の姿勢で考える必要があるでしょう。

■三猿(見ざる・聞かざる・言わざる)の由来
孔子の教え、『論語』の中の、「非礼勿視、非礼勿聴、非礼勿言」(礼にあらざれば見るべからず、聞くべからず、言うべからず)」という一節が基になっているそうです。
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