ご縁~大いなる循環~

2025.04.08

磨墨ライカ先生

磨墨ライカ先生

一陣の風が吹きわたり
桜の花はハラハラと散った
己がじし大地を目指す花の中にあって
地に落ち
なおも舞い上がるひとひらの花弁
驚き、目を凝らせば
それは小さな蝶であった
今、みずからの生命の極みを知り
地に還らんとする花と
浮揚する蝶
一瞬の生の別れであった

早くも桜の花が散り始めましたね。
まるで「会うは別れのはじめなり」と言っているかのように。
一方で、この春に羽化した蝶がいて、新たな生命の息吹を感じます。
これが自然界の大いなる循環なのでしょう。
私たち人間も、この循環の中にいます。

人体という小宇宙では、刻々と新たな細胞が生まれ、役目を終えた細胞は、どんどん排出されてゆきます。細胞同士のネットワークの中では、「こんにちは」「さようなら」という挨拶が交わされているかもしれません。

春は、こんなことを考えるのにピッタリな季節。
出会いも別れも「ご縁」です。
そして、「ご縁は生き物」。
私は、こんなふうに思っています。
あなたの持っているご縁を一緒に紐解いてみませんか?
磨墨ライカ先生のブログ一覧 全ブログ一覧